しっくりくるま

しっくりくる瞬間の理由を言語化できれば

デミオ13C-Vのトータル評価

Mazda3が納車される前、最後のデミオ13C-Vドライブをしてきました。

トータルの距離は5万kmちょっと、11年乗りました。

 

乗ってきて、よかった面・イマイチだった面をまとめてみようと思います。

 

1)エクステリア

 デミオのエクステリアについては、正直不満点はあまりありません。年数が経過してもあまり古臭さが気になることはなく、エクステリアについては乗ってきてずっと満足しています。

 

2)インテリア

 試乗でそれほど気になった部分ではなかったのですが、これは乗って数年でとにかく不満の大きな点となりました。特にフルSKYACTIVとなったデミオが出てからは、このプラスチック感というのがどうしても大きな不満としてありました。

 

 インパネのプラスチック感もそうですが、シフトレバーの何とも中途半端な感じ、メーターパネルの中途半端な液晶部、318isのオルガンペダルから吊り下げペダルに変わったことで長距離ドライブ時の疲れる感じがある点、等々年数乗れば乗るほど不満が増えてきて、9年目の車検時辺りから本気で乗り換えを考えていろいろ試乗していました。

 

3)エンジン・ミッション

 最大の難点といえばCVT。318isから乗り換えた当初はアイドリングの音が小さくていいなと思っていたのですが、ほどなくアクセルを踏んだ際のリニア感に欠ける部分がどうしても気になってしまい、いろいろと別の車に試乗した結果、なぜかその辺りの違和感がだいぶ解消されるということがありましたが、それでもなくなったわけではなく、CVTは今後も選ぶ上では避ける大きなポイントとなってくるだろうなと思っています。

 1.3Lのエンジンは一時期トルク感に不満を感じることがありましたが、今ではそれほど悪いエンジンではないかなと思うようになりました。11年乗ってトータルの燃費は13-16km程度、これは乗り始めから11年経過してもあまり大きく変わっていないです。

 

4)総評

 318isは車検を一度経たものを購入して12年乗り続け、あちこち不具合が出る状況で仕方なく乗り換えたけど、まだいい車だったなと思うような車でした。まあ、CDチェンジャーが数年で使えなくなったり細かい不満は無いわけではなかったのですが、エンジンのフィーリングの良さがそれを全て覆い隠すほど気に入っていたところがあり。

 方やデミオはというと、2)のインパネの不満がかなり大きく、3)のミッションがさらに大きい不満で、ようやくそれから解放される的な感じがあって、やはり購入時に重視していたコスパ面に引っ張られ過ぎたかなという反省がありました。

 パソコンもそうですが、もう少し良いなと思う面があるものにはお金をかけてでも手に入れるようにする、何年も使うことになる道具についてはその部分を大切にするべきなのではないか、そんなことを最近思うようになりました。

 

 新しい車については、その辺りをどう思っていけるのか。楽しみではあります。