しっくりくるま

しっくりくる瞬間の理由を言語化できれば

Mazda3のMRCCに感じる違和感

納車して一ヶ月、昨今の事情で遠距離乗車がありませんでしたが、先日ようやく高速に乗りMRCCをじっくり使ってみました。そこで感じた感想など。

 

1)MRCCとi-DMの動作について、同じ思想を感じない

 i-DMというのは急なアクセル、急なハンドル操作をすると点数がマイナスになり、ドライバーに対して急な操作でないことを求めていく機能です。しかし、MRCCは前に車がいなくなるといきなりキックバックし、正直i-DMの点数では悪い点が付くだろうと思うほど急に加速することが見られます。

 車が近づいた際に急にブレーキをかけるのは安全上仕方がないとしても、急に加速するというのは何ともチグハグ感が否めません。他の設計は結構統一した思想で作られている感がありありなのに、MRCCはとりあえずシンプルに作ることを目指した感があり、ある意味変な挙動を示す場所さえきちんと掴んでおけば良い感はあるものの、安心して使うには癖をきちんと掴んでおく必要がある点において、スバルや日産のような自然さに欠けていると感じます。

 

 結局60km以上では機能を切ったりと、MRCCに対して重きを置いていない点がこうしたチグハグ感を生んでいる土壌と思いますので、きちんと整理して一から考え直すか、ある程度以上は当面やらないかはっきり決める必要があると思います。

 正直、今のような実装だと負の面が目立ち過ぎますので、miniでやっているような速度だけ一定にするところに留めるとか、機能としてどこを目指すかというのをもう一度考えて欲しいと思います。

 

2)日本の高速で使う分には6ATで不満を感じない

 やたら8ATだったらどうたらという感想を目にしますが、正直自分が感じているのは6ATで十分だという点です。100km/h程度の巡航速度では回転数も低く抑えられて全然静かですし、正直同じCセグのカローラシビックがみんなCVTなので、それに比較したら6ATなのはとても好ましいです。

 カタログスペック的に見ると6ATには特別感が無いので、まあ気持ちもわからなくはないですが。

 

3)ポリメタルグレー

 表題の色は非常に不思議な色だなと改めて思います。シルバーに比べると汚れははっきり言って目立ちます、ファストバックなのでホイールの黒い部分も汚れは目立つ感じです。

 他のメーカーもこの系統のグレーが増えていますが、マツダのポリメタルは不思議な新しさを感じます。正直車の色についてはあまり良い悪いを感じることは少なかったのですが、ポリメタルは何か不思議な印象が続いています。